Web担当者Forumミーティング2015春に参加

Posted by in セミナ・講演

4月23日、インプレスさんのWeb担当者Forum ミーティング 2015 春に参加してきました。

前回も参加して、わりといいセッションが聞けるな、とは思っていました。
ただ、あまり大手対象のセッションを聞いても意味がないため、いくつか選んで受講するようにしています。

今回も、聞いた中で印象的だった3セッションを記録します。

A-3 7つのUX基準で知るウェブデザインの定量化と成功への道

ゴメスコンサルティングの森澤さんの講演。
森澤さんは、弊社で手掛けたウェブコンサルタントサミットの1回目に登壇いただいた、ザ・コンサルタント。今回は、ユーザーテストの結果から見る、ウェブサイトの使いやすさにフォーカスしたわかりやすい講演でした。

私は初めて聞いたのですが、ピーター・モービルが2004年に発表した、「UXのハニカム構造」が印象的でした。

  1. アクセスのしやすさ
  2. サイトの使いやすさ
  3. 目標到達のしやすさ
  4. 信頼、安心感
  5. 内容自体の役立ち度
  6. 全体の好感度
  7. 企業の収益性

特にこの中の、あとの3つは、UXの重要性に大きく寄与しているということでした。
この7つがそろっているサイトって、まあなかなかないですよね。読みやすく、アクセスしやすく、安心感がある。ふむふむ。

自分が普通に使っていて、違和感のあることをはっきりとした言葉で表現してくださって「そうそう!」と思うことが多々ありました。

  • 文字サイズ
  • 用語の難しさ
  • マウスオーバーとクリックの混同
  • 信頼感のための、事業内容の明記、取引先の紹介

表面的なことは改善の余地はたくさんあるし、わかりやすいです。
でもこういったことは、実際には何度も回遊しないと気付かないことが多いですね。
最近、年齢のせいもありやはり文字サイズが小さいサイトは長時間見づらくなってきました。トレンドはよくわかりませんが、このブログにしても文字を大きくしているのはそのためでもあります(笑)
ミニマルデザインになるほど、適度な余白があるので、写真などの素材とともに、文字も大きくても見やすくなってきましたね。

B-4 オウンドメディアを成功に導く、顧客体験向上と運用の秘訣

個人的に最近よく聞く用語は、「オウンドメディア」と「コンテンツマーケティング」。
自分のブランディングも含めて、オウンドメディアは育てたいなと思いますね。
そのためには、発信するネタも必要ですが、それを見せる整理力も必要だと思っています。

株式会社のれんの八木氏の講演は、自社サービスのれん(CMS)を使った、
さまざまなパターンでウェブ担当者がどのようにコンテンツ制作にかかわって、それが整理されていくかをお話くださいました。

印象的だったのはその前の概要説明だったのですが、
3C分析を使って、自社の強みを洗い出し、コンテンツを強化していく、というのが弊社の会員制セミナープログラムismの考え方に似ていた点です。
また、コンテンツの語源ともいえるコンテキスト(文脈、状況の意)についても、お客様の状況は多種多様で、そのためにカスタマージャーニーマップを使ってコンテキストとタッチポイントを把握すべき、と説明していました。

自分のブログで見ても、考えさせられるものがあります。
私は備忘録のつもりで書いていますが、もし誰かの役に立つなら・・・という視点でももっと書かないといけませんね(汗

基調講演2 バリバリ仕事を進めるWeb担当者が持つ7つの力

今回、こちらの講演が思いのほかよかったですね。
狙いがあって参加したわけではないのですが、結果としてこれを聴けて良かった、と感じました。

スキルやノウハウの話でなく、周りとどう連携するか、自分のものの見方などを見直すきっかけになりました。ウェブ担当者の話、としてご紹介されていましたが、自分が広報という立場で聞いてみても、とても役立つものでした。

特に、

  • 自分が抱えている課題に気づくこと
  • 動く力
  • 周りとの連携力
  • 決断する力

このあたりは、自分に足りないと感じているので、ことさらしっかりと聞くようにしました。

動く力
周りを巻き込めているか?ということ。
自分一人でできることは限られているし、より良い意見をもらえるかもしれない。
その人のやり方を盗めるかもしれない。周りが自分に協力してくれるかもしれない。

そういう可能性を、自分からつぶさないようにしなくては、と感じました。
また、組織(少人数ならチーム)を強固にしていくことで、一人よりも多数の力がより発揮できると思います。そのために協力しあえる環境作りが必要ですね。

東京にきてから、「自分の持ち場は自分で」という風潮が強いかと感じました。
あまり周りに協力を求めてはいけないのかな、と。
でも、実際は自分からコミュニケートしていかないと周りを巻き込めない、ということに気づきました。

周り、というのは、社内だけでなく、社外でも人間関係をいかに作るか、ということも最近気が付いたことです。

決断する力
うーん、これは今だに足りませんね。
自分の決断に自信がないからだと思うのですが。でも決断していかないと、自分自身の枠が広がらないのですよね。
講義の中で印象的だったのは「不安そうな人には、任せたくない」ということ。
お客様が自分の会社に、だけでなくて、社長が部下に対しても感じる気持ちですよね。やっぱり、「任せてください!」くらいの意気込みがないとダメですよね。

こちらは、ダウンロードした資料を印刷して、読み返せるようにしました。
読んで、自分で発見して自分を奮起させようと思います。

床尾さんにごあいさつしたかったのですが、参加者が多くて残念。
今回はインプレスの安田さんにも、簡単ですがごあいさつできたので、目標は達成。

次も、プログラムを見て、聞きたい講義があったら参加したいと思います。