あまり受講したくないと思うセミナー

Posted by in セミナ・講演, 自分のこと

セミナーを受講する立場としては、受けてみたいと思うセミナーがあると同時に、「これ大丈夫かな?」「あんまり魅力がないな」と思うセミナーもあるわけです。先日、とあるセミナーに参加して1時間ほど受けたのですが、ガッカリして帰ってきたのでちょっと自分メモとして残しておきたいと思います。
別にえらいことが言える立場でもないので、これまでの受講経験からだけですが・・・

セミナーの告知ページを見て考えること

セミナー内容はほぼWeb上(SNSも含む)で告知されるものを見ているので、それを基準に書きます。

  • 受講者のターゲットが分かりにくいもの(自分は参加者として適しているのか)
  • 価格が分かりにくいもの
  • 組み合わせで受講できる場合、価格構成が複雑なもの(結局、いくらになるのか)
  • セミナータイトルや概要から、得られるものが分かりにくいもの
  • 登壇者のプロフィールや経験がわからないもの
  • セミナーページの、どこに何が書いてあるかわかりにくいもの(日時、会場、タイムテーブルなど基本情報が抜けている場合も)
  • 過去からのシリーズセミナーの場合、過去のアーカイブがないもの

私が分かりやすいなーと感じるのは、CSS Nite(シーエスエス・ナイト)さんです。
http://cssnite.jp/
出演される方へといったコンテンツも公開されており、これがスピーカーとしては最高にわかりやすいです。私はご依頼をいただいて準備する立場でしたので、すごく参考にさせていただきました。
http://cssnite.jp/archives/4speakers.html

自分が受講するときに、それで足りるのか

セミナーを開催する会社さんが、「自分なら、それ受ける?」という視点で見てほしいなーと思います。そのお金を払って、それを受講して何を得ますか?と。そう考える場合、自社ではとても主観的になるため、本当は自社と無関係の知り合いなどにレビューしてもらうのがいいと思うんですよね。
また、過去のアーカイブを出しておくことで、セミナーの質もわかるし今回との差分もわかるので、しっかりとセミナー内容が寝られていることが分かりやすくなります。

もちろん、セミナーを運営する会社は会場費などのいろいろな準備にコストがかかります。それを回収しないと継続できないし1回だけの単発講座になってしまいます。継続的におこなうには少なくとも無料ではダメだと思います。続かないし、参加者の質も悪くなるからです。

なぜ無料や格安で読書会やワークショップを行なってはならないのか?あなたの価値は幾ら?
http://blog.shinyamamoto.com/entry/2017/01/26/233521

これは私の考えですが、読書と一緒で、セミナーでも何かひとつ持ち帰ることができたら、満足が行くものと思います。ただし、受講料がかなり高額になると話は別です。2つも3つも持って帰りたいものです。(例えば私が感じる高額というと懇親会を含まず10,000円近く、それ以上。最近はようやく5,000円くらいはスパッと出せるようになりました)
だって、自分にだけトレーニングしてくれているわけではないので、多少多くの人にマッチするように内容は薄まっているはずですから、100%満足というのはとても難しいと思います。

私は必ずセミナーアンケートで「満足のいったところ」と「改善したほうがよいこと」を両方書くようにしています。1つでも次の気づきになればいいと思って。自分がまたもし開催する主催者になった時も気をつけたいなと思っているポイントです。