【本】ECサイト「4モデル式」戦略マーケティング

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2008年に私も購入した『Google Analytics経営戦略 ECサイト4モデル式』の改訂版になります。
前回はGoogleアナリティクスの解説がメインだったように思いますが、今回は、より経営視点で運営側に分析・企画面からも考えさせるような内容になっています。
ECサイト4モデル式戦略マーケティング

【目次】
1 ネットショップの経営と戦略
2 ECサイト4モデル式マーケティング
3 アクセス解析によるサイト改善
4 ECサイト4モデル式アクセス解析
5 ミッションが戦略を決める
6 Googleアナリティクスの設定

自分が販売しているものは、どういうタイプかを知る

4Pや3C分析は当然ですが、自社で販売しているものがどういうタイプかを知ることはとても大事です。
それにより、戦略がまったくことなりサイト構造すらも変える必要があるからです。

私はこれまで、2社にわたりネットショップ運営を経験していますが、
いずれもオリジナル商品 かつ 耐久消費財でした。つまり、世に出たことのない誰もが知らない商品。なおかつ、あまりリピーターが望めません。だから、1度来た訪問客の心をいかにつかむかが大切でした。

この場合、ストーリページや特集記事が必要になります。
お客様に「自分はこれが必要」「これいいな」と思ってもらうことが大事だからです。

このように売るものを知ることで、単なる価格競争だけではなく戦略的なサイトに育てる基礎的思考を作ります。

お客様にメリットは伝わるのか

4モデル式で自社の傾向と対策を知ることがいちばん大切なのですが、いちばん労力がかかります。

今、私はサイトリニューアル自体はほぼ終わったのですが、肝心のボディコピーの決定打ができない・・・3C分析とお客様に対するメリット提示が甘いのが原因です。

3C分析は権さんの著書にはこう書いてあります。

「なぜこれが強みか?」を何度か繰り返すと、本当の強みが見えてくる

昨日からすこしずつチャレンジしていますが、何度も繰り返す、というところが難しい。
噛み砕く力、練り直す力、言い換える力、掘り下げる力・・・頭が熱くなるくらい考えないといけません。

いちばん怖いのは、自分が思っている強み・メリットが単なる会社のエゴであって、お客様のメリットではないということ。
これは何度も言い換え、積み重ねないと言葉すら出てきませんし、わかりやすさや伝わりやすさのレベルも低くなります。

それをボディコピーにするケースも多いということで、気をつけないといけません。
私も、まだまだ頭をひねるつもりです。

単純に、この本に励ましてもらった

私のように中小企業でECサイト運営を任される場合、ほとんどの人が一人で作業を黙々とやる。

私は写真撮影・デザインこそメインではやりませんが、ホームページを作る上では、コピーライティング、ディレクション、制作の工程管理までやることもあります。
かっこいい響きですが、実際にやることは泥臭いし、キツイですよね。判断力も重要になります。

著者の権さんは、ECサイト運営者のことを分かっているのだろうな、と感じます。
小さい企業に対しても、目配りの利いた文章が並びます。自分のやっていることを、間違いじゃないと教えてくれるような感じです。

やるべきこと、やらないことをはっきりと自分で決めて、効率的に動くことの大切さも書かれています。

アクセス解析は、その次の話

私の管理しているサイトは、まだまだアクセス解析どころじゃないなって思います。

数万ページビュー程度、コンテンツの数と運営年数はあるものの、問い合わせや注文などダイレクトな声にこたえるほうがまだまだ近道と感じます。
難しい設定はさておき、うまく活用できるサービス(カートASP等)と連携することで、もっとラクに時間をかけずに見たいものだけを見ることをもっと学びたいです。

今ちょうどリニューアルが終わって、こちらも最低限の課題をクリアしたのでそちらも記録予定。

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