【本】伝えることから始めよう

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今を生きる。過去にとらわれない。未来に翻弄されない

これは第1章の最初に書かれている見出しです。
私はこれまで、けっこう過去に影響される思考法だったなーと気が付きました。今、目の前にあるものを一生懸命生きる。それを許されるような気がしました。「これまでの経験を活かせ」ということもよく聞くことですが、経験に引っ張られているのもまた自分。
過去にこれができなかった、こんな考え方をした、この人にこう言われた-
ということが心の大部分を占めていた私にとっては、その考え方は「とてももったいない」と言わんばかりの本でした。

伝わる表現は、「ターゲットにあわせて言い換える」

「このカメラは名刺サイズですよ!」と高田社長がよく言うのを聞いたことはありませんか?
サイズ感をテレビの視聴者に表わすには、見たことがあるもの、経験したもので表すのがいいんですよね。さらに、デジカメをテレビで見て探すのは年齢層が高めの方です。私たちだとAmazonで探したり、価格.comで値段を比較したりレビューを見ますが、そうではありません。
名刺サイズ=おっ!ポケットに入るじゃん!というイメージがしやすいですよね。

ECサイトのように文章で説明できるのであれば、推敲できるため時間があればやり遂げることができます。これを口頭で人に伝えるのがたいへんなんです。
そのためには誰に伝えるか?ということをよく考えるのが重要とのこと。相手が求めること、知りたいことを伝えなくては届かないし、売れませんからね。

男性なの女性なの?シニアなの若い人なの?社会人なの家庭の主婦なの?いったいだれにメッセージを送っているの?というような具合です。

今を生きる。未来はわからないのだから

変えられるのは自分と未来だけ。その未来を作るためには今を一生懸命生きる。
経営に目標を持たない、というのもここにつながりますね。大きな規模だと売り上げ目標などを立てるのでしょうが、数字だけを追いかけることになってしまいますし。

私も最近、コーチングを受けて「未来への不安は取り越し苦労でしかないよ」と言われてから、かなり気持ちがすっきりしたのを覚えています。東京にいたころ、自分はどんな仕事をするのか、生活になじめるのか、かなり不安でした。その結果、自分のパフォーマンスはかなり落ちました。

コーチのその言葉から、未来への不安は少しなくなりました。と同時に、今を一生懸命生きていないな、と感じたので、そのステージを移す決心もできました。
今、目の前を一生懸命生きれば、すべての点が線になって、過去も未来もつながるのだなーと。
1つ1つをまずこなして、積み上げていくことが来年の目標になりそうです。

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