【本】モチベーション革命-稼ぐために働きたくない世代の解体書

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ウェブの記事を読んで、この本に興味を持ちました。
http://careerhack.en-japan.com/report/detail/860

この記事では「乾けない世代」というのは20代と書かれていますが、自分もある意味ではそうではないかなーと思い始めたのがきっかけです。もちろん、やりがいとか達成感というのは味わいたい気持ちがあります。そのため、本当に若い世代とは違うのかもしれません。だけど、最近「生産性」という言葉がとても流行して、転職活動をしても「残業はほとんどありません」ということを人事の方は口癖のように言ってくださいます。仕事をしたい私のような人からするとそんなこと言わないでください、と言いそうになります。しかし、プライベートや家族を重視したり、自分の好きなこと(趣味や友達と遊ぶだけでなく、セミナーに行ったり読書をしたり、こんなふうにブログを書いたり)をしようと思ったら、やっぱり残業はある一定にとどめておかないと、自分の時間を持つことはできません。

何に生きがいを感じるか?

私も今30代後半になって振り返ると、若いころは新規事業を立ち上げたり、ベンチャー規模のところでずっと仕事をしてきて、仕事バカという感じでした。若いころは体力もあったし、仕事を覚えたかったし、まずは慣れないといけない。がむしゃらな気持ちでやり進めていきました。全部のことにお金(給与)がついてくるわけではなかったけれど、今勉強することが大事、そういう気持ちがあったような気がします。

先ほど紹介したリンクに「乾けない世代」の説明があるのですが、何もかもそろっているから渇望感がないんですよね。だからたとえば「これを買うために稼ぎたい」とか「この締め切りのあとにおいしいお酒を飲むぞ」といった渇望⇒達成感を味わう、というプロセスを求めることが少ないんではないかなーと。

私の課題:好きを生きがいに変えるには

『成功するのに目標はいらない』の記事でも書いたのですが、最近ずっと、自分の好きな、やりたいことをやるのがいちばん続くし精神衛生的にもよく、どうしたらできるだろうと考えています。私の場合は「ウェブ」を活用することにかかわりながら、販促や広報といった仕事ができることがやりたいと思っています。デザイナーではないため制作というよりも、ディレクションや運用のほうをやりたいという気持ちが強いです。
これを「仕事」として続けていくには?

著者の場合は”プロジェクトが炎上した時の消防士的役割”が回ってきて、そういった相談が集まるようになった、とあります。
だから自分だったらこれで声をかけてもらいたい!ということを突き詰めればいいということです。私の場合は以下の強みがあるなーと感じました。

  • 新規事業の立ち上げにかかわる機会が多かった
  • ウェブの黎明期からかかわっているため、経歴が長い
  • 中小企業でのネットショップ運営に関して、表も裏も知っている
  • ネットショップやウェブサイトの立ち上げに際し、ある程度適切なスペックやサービス名を知っている
  • デザインにこだわらなければ、WordPressでブログの立ち上げができる
  • SNSを使うなら、Google、Facebook、twitterを活用することは知っている
  • プロではないが、写真を撮る

やっぱり私は、ウェブサイトの新規立ち上げやリニューアル、それを運用し続けることが好きだなーと思います。

“労力の割に周りが認めてくれること”が、きっとあなたに向いていること。それが”自分の強み”を見つける分かりやすい方法だ

それで、お金をいただけること=仕事が続けれられたら、それ以上の仕事の幸せはないでしょうね。そう考えると、コンサル会社にいるよりは事業会社にいて事業をダイレクトに改善できる仕事に就くほうが向いているのかな、とも感じました。コンサル会社は支援が終わったら終わり。でも事業会社はどんどん良くしていける「可能性」があるから。
いろんなことを感じたうえに、サクサク読むことができて、タイムリーで必要だった本なのだなーと実感しました。

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