福井でセミナー受講『スマホ時代に求められるWeb制作のコアルキル』
3月17日土曜日、福井で開催されたセミナー『スマホ時代に求められるWeb制作のコアルキル』に行ってきました。
https://webtan-tsushin.com/eventseminar/event_20180317_coreskills
4年前のアップグレードふくいで登壇したメンバーがそのまま集結しました!東京ではなかなかコラボしない面々で超豪華。
http://www.fisc.jp/weblog-ugf/2014/03/for_the_web/
日産自動車に転職したあとの、坂本さんのお話
トップバッターは坂本貴史氏の「UXデザインというファンダメンタルスキル」。
ファンダメンタル(fundamental)とは、経済用語で「基礎的事項」の意味。(Wikipediaより)
業界が変わってからのUXの捉え方、お仕事の仕方に、興味深く拝聴しました。
- UXとは、「だからこうなったんです」と、ユーザに話を聞いていることが先。
- 勉強スキルは、仕事とはちがうもの。
- プロジェクトマネジメントは、「だから、こうする」と決断して進める。
- ファンダメンタルは、裏切らない。
坂本さんはいつもスライドに写真を多く使われているのが印象的です。
でも抽象的になることなく口頭での補足もとても心地よく、共感できわかりやすかったです。
続きはライブ配信で!田口さんのお話
田口真行氏のセッションは、「ディレクション・トライアングル」。
坂本さんもそうでしたが、重要ポイントをトライアングル(三角形)で示していたのが印象的。
また、冒頭の花粉情報のスライドで会場を和ませてくれましたが、ご本人はとっても辛そうでした。そんな中盛り上げていただきありがとうございました。
- 決めるべきポイントが3つ。「ターゲットユーザ」「CVポイント」「アプローチ」。
- ペルソナを用いて、ユーザを知る。
- ウェブサイトへアクセスする状況は様々。どんなコンテンツを出すか?そのときの状況にどう合わせる?
「ペルソナを会場内から探す」=ペルソナ刑事(デカ)のワークは楽しかったです!
ただ、田口さんはトライアングルのうち1つ目のポイント「ターゲットユーザを決める」を説明後にタイムアウト(笑)続きはライブ配信で講義を見ることができるそうです。準備に期待ですね!
SEOとひと言も言わなかった 松尾さんのお話
松尾茂起氏のセッションは、「検索集客を意識し、訪問者の心を動かすWebライティング」。
自社のコンテンツを1つ例に挙げ細かく解説しながら、実際にどういうふうにユーザの悩みを解決しているのかを説明してくださいました。
- 相手に行動に移してもらうための本質を考える。文章に起こすのはそれからで、前準備が重要。
- 1つのページで、すべての悩みを一発で解決してあげているコンテンツが、Googleに実際に評価されている。
- 販売者の都合を、お客様に押し付けないこと。一番価格の高いものを売りたくなるとしても我慢。
- Webライティングで「説得」するのでなく、「納得」してもらいCVさせる。
- 傾聴し、距離感を見定めたうえで、良いコミュニケーションとは何かを考える必要がある。
Googleへの最適化、と考えるのでなく、Googleが上位表示したくなるコンテンツは問題を抱える人に答えを与えているページ。4年前から一貫性のある松尾さんのセッションがまた身にしみました。
実際の事例を披露 中川さんのお話
中川直樹氏のセッションは、「ブランディングを意識したWebデザイン 気を付けるべきいくつかのこと(スマートフォン・サイト制作編)」
実際に取り組んだブランド検証⇒Webサイト制作を見せながら説明してくださいました。
- 何を捨て、何を守るのか?お客様にどう思われたいのか?を細かく検証していく
- デザインは「好き嫌い」でなく「良し悪し」で判断されるべき。イメージの共通言語化に注力している。
- クリエイティブコンセプトを、イメージボードとしてまとめている。WebだけでなくいろんなPRに利用できる。
- Webサイトは、操作感(さわり心地)やPC/スマホでの統一感を重視した。イメージボードの内容はもちろん反映させているが、細かいところにまで目を配っている。
- 「Contents is King」から「Brand is King」へ
以前、別のセミナーでこの「イメージボード」のお話を聞いたのですが、それを実例で聞けたという意味は大きくお話にまとまりを感じました。
このセミナーの企画は株式会社propoの中尾さん、またふくい産業支援センターの大木さんに夜の懇親会もセッティングしていただきました。ありがとうございます。
当の私はふくい産業支援センター⇒懇親会会場への移動を考えて車で行ったのに、停めた駐車場が24時でクローズしてしまうというチョンボをやらかし、バーを出た時点ですでに3時過ぎ。結局一部の方に朝6時までお付き合いいただきました・・・
本当に遅くまで濃いお付き合いをしていただき、ありがとうございました。次回もまた企画していただけるとうれしいです。オリンピックイヤー開催になるのかな・・・
(撮影:水切弘典さん)