サイトリニューアルで失敗すること
8月にネットショップをリニューアルしました。
大きな目的としては、記事を整理しナビゲーションなどの構造を見直しました。これまで記事が増えすぎて構造的にぐちゃぐちゃになっていて、回遊しにくくなっていたのでその改善が大きな目的でした。
メニュー構造を決め、記事の選定まではよかった
もともとあったサイトから記事のどれを残して、どれをまとめて、どれを捨てるか(価値がないと判断するか)を洗い出し、階層構造を決めました。
けっこうまとめ記事にすれば1つですむものや、商品の入れ替えで記事が古くなっているものを捨てるか残すかなどを決め、かなりスリム化できたと思いました。ブログも2つあったものを1つにし、もう1つのブログは法人向けサイトに移そう、という感じで打ち合わせの中の話ではわりとスムーズにいったと思っていました。
それを、しっかりと設計したナビゲーションに落とし込んでいきました。
ナビゲーションは必要なものをグローバルナビに置き、商品が特殊なため特集記事を組んでユーザをセグメントして記事を書くなど以前のサイトと比較するとかなり工夫できたと思います。
カートを変えたのだから、urlの変更はわかっていた
EC-CUBEで行っていたカート管理を、Futureshop2にリニューアルすることに。
これまでEC-CUBEで自動割り当てされたURLを、Futureshop2のURLに落とし込まなくてはいけませんでした。
・・・で、この引継ぎをどうするの?
ってことでした。自力では301とかリダイレクトとかわかっていませんでした。
前回、EC-CUBEへリニューアルした時も3か月はアクセスが戻ってきませんでした。今回も、リニューアルから1か月経過していますが、アクセスは以前の3分の1になっています。まだ戻りません。
法人向けの導線ページを作ったので、幸い法人向けの問い合わせはほぼ横ばいです。
もともと問い合わせが来ていたページや売れない中でもわりと売れていた商品ページからの成約が激減しているということは、今回、SEOの対策を全く無視してリニューアルしました。という結果になりました。
urlの変更を受け継ぐ対策をしていない
ページ数からみてもかなりスリムにしたので、ボリューム的な価値はかなり削られたと思います。
その分、記事の中身をまとめたり整理したり、コーディングに気を付けたりして、整理はしたのだけど、それでアクセスが伸びているわけではありません。
むしろ、今でもGoogleウェブマスターツールはエラーを吐き出し続けています。
ずっと、記事まわりにはCMSを使っていたので、実はhtmlであれば簡単にできたことも、CMSを使っているために自分たちで復元できないことになっている・・・というのも原因です。
htmlであれば、画像とhtmlファイルをFTPでアップすれば閲覧できたのに、CMSを使っているために復元するにはデータベースの面倒も見ないといけない。その記事を見るためならそれでよくても、メニューやナビ回りまで復元しようと思うとFTPでアップするだけでは意味がありません。
・・・絶望的。
今、やれることをやるしかない、と思いながら粛々とやっております。
対策と思って、粛々とおこなっていること
今、とにかく自分のスキルでやれることをやっています。
アドバイスももらったのですが、1000ページ近いhtmlを1つずつ書き換えるというのも現実的でないし、CMSで使っていたファイル名を今使っているファイルに上書きするのも怖いし・・・
今、できていることは下記の通り。
- 今回使わなくなったほうのブログの記事をテキストで起こして、まとめ記事を作り掲載
- 使っているほうのブログを、なるべく毎日更新(もちろん、つまらん記事は書かないようにする)
- 新しいURLにアクセスしてもらえるよう、FBやG+で拡散
うちの場合は、商品の入れ替えや増加はほとんど望めないので、まとめ記事をつくったら商品ページからもアクセスできるようにリンクを設置したりします。また以前に作った動画でも、動画の内容を3点ほどにまとめYoutubeを貼りつけた記事にして商品ページにコンテンツとしてリンクしたりします。
アクセスは両方からできるように、記事間をつなぐようにリンク構築を心がけるようになりました。
もう少し手を加えて、時期を待つことにしてみます。