商品の開発秘話を書く理由
私はネットショップで自社オリジナル商品を販売しています。
商品の説明には、スペックや商品概要だけでなく、開発秘話を書くことが多いです。ページが長くなるので賛否両論はあるかもしれませんが、なぜそれを書くのか?を考えてみました。
商品をチャチャッと作ったのではない、という証明
これは当たり前かもしれませんが、商品を作るのには理由があると思うのです。
「売れそうかも」という行き当たりばったりで売れるほど甘くはないですよね。
- どんな悩みを解決するか?
- どんな欲求を解決するか?
- 誰を満足させたいのか?
ということをしっかり考えて企画した商品であることをアピールするためです。
ここに、商品を作るときの素材や製法、苦労点などを加えて書くことで、商品に対する愛情やこだわりが見えてきます。
独自製法であること、会社の歴史があることなどが信頼度UPとして加わるとアピールになります。
商品に関して、仮説を立てたという証明
仮説を立てて、いくつもトライをした。ということの流れです。
私の会社の商品でも、1つの商品を作るためにいくつも試作や試用を繰り返して1つの商品が生まれています。
スタッフが実際に使って、「あれはダメ」「ここをこうすれば」「これはダサイ」という率直な意見を出し合って商品が組みなおされます。
その流れを知ってもらうことで、最終的に突き詰めた目的で完成したという経緯を表明しています。
もちろん、その施策1つ1つに対しても、仮説を詳しく述べるほうが興味も引くと思います。
以前はこれらを1つずつブログ記事にしていたのですが、最近のサイトリニューアルで1つのまとめ記事として編集しなおすことにしました。
ボリュームも出るし、一連の流れが分かりやすくなったと感じました。
商品に対して、ストーリー付けをする役目
商品開発の苦労話、というと話は大げさですが、商品が生まれた背景があることにより
商品に対して真剣に向き合う会社(ショップ)、という価値がプラスされます。
つまり、その会社の商品に対する熱意や真剣度ですね。
商品開発秘話を商品ページに盛り込むことは、ボリュームが増え縦長ページの要因となってしまうので、サイトによっては考え物ですが、コンテンツとして設けることは最低限必要かと思います。
商品の開発経緯まで読むお客様は、実際に商品にたいして熱意があるでしょうし、
私のように見たことのないオリジナル商品を販売している場合は、それなりの説明も必要です。
つまり、それが丁寧さという信頼度に直結する場合もあります。
商品開発秘話は、商品を販売するうえで重要なコンテンツだと思います。
「面倒だ」と思わずに、小さいことでも細かく書いていくとお客様には発見!ということも少なくないと思います。