【本】生きるように働く(読書会にも参加してきた)
『生きるように働く』の読書会イベントに参加する機会をいただきました。
https://www.facebook.com/events/574316983039887/
著者が直接金沢に来てくださるイベントってなかなかないのと、ちょうどこの日は別セミナーで有休を取っていたこともあり参加することにしました。著者のナカムラカンタさんのほかにも、特別ゲストとして本にも登場している、人気カフェHUM&GOの代表である久木氏も参加されていました。おお、これは貴重な機会。
ナカムラケンタさんは、日本仕事百貨という採用サイトを運営されていて、その取材風景を本にされました。『日本仕事百貨』は、私が尊敬する社長から教えてもらい知りました。自分の天職活動で悩んでいるとき、このサイトを読んでみなよ、と言ってもらいました。コンテンツがしっかり書かれている分、その時の私にはハードルが高いような気がして、読み終わった後にそっと閉じてしまった記憶がよみがえりました(涙
後でお話を聞いたところ、取材したコンテンツは基本的には削除しないということをおっしゃっていました。そのため、自社の価値を採用という側面から発信するにはとても濃く、いいメディアではないかなと感じました。
久木さんの貴重なお話
久木さんは、カフェなどを経営しています。
この章をナカムラさんが読み上げて、久木さんのお話を直接聞くという機会をいただきました。HUM&GOのロゴってかわいくて、店構えもおしゃれで・・・という印象がありましたが、久木さんはとても男らしくてゴツい方というイメージ。このとき被っていたモンスターズインクのキャップがとてもかわいらしい^^
久木さんは「仕事での失敗で、それで人生が終わるわけではない」という、とても寛容なお心の持ち主。昔はサッカー選手になること梅見ていたそうですが、そうなれないとわかった瞬間にそのような気持ちになったとのこと。諦めるときにはつらかったのかもしれないけれど、それで次の目標や夢に向かっていく姿勢が、すごいなと感じました。
失敗とは、恥ずかしいこと。仕事の失敗はそういうことではないから、深く考えなくてもいい。
なぜ、失敗ではないのか?だって一生懸命やっていることだから。
他にも、久木さんには以下のような質問が投げかけられました。
- 人と比べたりしないのか?⇒比べることはあっても、「自分は自分」。
- 大変なことも沢山あると思いますが、モチベーションを保つには?⇒人々に好かれたい、と思う気持ち。
ナカムラさん、久木さんの仕事観
社長がふたりも並ぶと、やっぱり考え方や仕事観を聴きたくなります。
みなさんからいろんな質問が出て、私もウンウンとうなづいていました。こういう社長さんのもとで働きたいな~と思いますね。
- どんな人と一緒に仕事したいと思いますか?
⇒接する人がどんな人かにかかわらず、一定の温度感を保てる人
⇒のびのびと仕事に取り組んでもらいたい、自分で考えて取り組むことのできる人。
- どんな事に気を付けていますか?
⇒経営者の仕事は仕組みづくり。菌みたいなもので、うまく発酵されるように 環境づくりをすること。
⇒ルールを作りすぎないで、意見できるような環境にすること。細かいニュアンスなどをきちんとくみ取れるようにすること。(ナカムラさんはslackを使ってると言ってました)
イベントの後に本も読みました
読了。著者が隣にいるみたいな語り口でした。インタビュー内容なんだけど、その中に人生や働き方の格言が散りばめられていて、初めはザーッと読み進み、でも途中からじわじわとボディブローが。夢中で沢山付箋を貼った。これからブログ書いて、編集部に応募しよう。#生きるように働く pic.twitter.com/OYJ0E4TpP9
— chikako sakashita(joe) (@sen1101) 2018年10月27日
最初、3分の1くらいはサクサク読み進めることができたのですが、途中から、いろいろと付箋貼りたい!と思うことが増えてきて。本にはたくさんのインタビューイが登場するのですが、その方たちの仕事観がすごく伝わってきます。
日本仕事百貨には、そんな人たちが集まってくるんだろうな、と。
生きるように働く、って、仕事は仕事と切り分けるわけではなく、その人の人間観や人生論、いい意味でのポリシーが反映された延長なのだと思います。私の場合には「人にきちんと説明できることをやる」「恥ずかしい仕事でなく正々堂々と」「人のためにどう動くか」みたいな考え方がありますが、そういった価値観。
心に残ったことを、いくつかメモしておきます。(実際には、もっとたくさんあります!)
-ネガティブなこともしっかりと伝える
-スペックだけでは伝えられないものがたくさんあるということ
-どうせやるんだったら、高いレベルで仕事をしたほうが気持ちいい
-今までの仕事のやり方に執着していたら、食えないわけですよ
-十年後くらいには、自分のやりたいことだけをやって生計を立てていたい
お酒を飲みながらユルユルと、聞きたいことを聴けた読書会。そのあとの読書。
とてもマイペース、だけど読み終わった後は爽快な気持ちになりました。
追伸:ここのラーメン屋さんがおいしいという情報もいただきました^^
http://kanazawatime.net/2017/05/06/post-6483/