【本】成功するのに目標はいらない!
あるブログを読んだ時に、この本の存在を知りました。
やりたいことなんかないけど、しあわせでいたい人の話
http://dutoit6.com/183
やりたいことを明文化しないと、「なにやってるんだ、こいつ」「自分の考えがないな」とさえ思われそうな昨今。でも、私は「ウェブに関わる仕事をする」「自分がいきいきできると思える、やりたい仕事をしたい」といった形で、具体的な目標や将来のビジョンがあるわけでもない。
でもそれは、良くないことなのだろうか?
そうモヤモヤ思っていたのですが、この本を読んで自分のような考え方でもいいのかな、と思えるようになりました。
やりたいことを言葉にするのは難しい
「やりたいこと」ってなかなか言葉にできないんですよね。私が考えると、先ほどの表現のようにとてもふわっとしてしまいます。この本では、『ビジョン型』と『価値観型』というふうにわけて説明しています。
これを読んで、たとえば
- 健康的な、仕事を続けられる自分でいること
- 休みはしっかり休み、その時間は自分で確保すること
- 自分が成長できる仕事に就くこと
- 一緒に仕事をしたい、楽しみたいと思う人と関わり、やりたいことをやること
今の自分の気持ちがこれ。仕事に対する気持ちが強い中で、自分がどうしたらパフォーマンスを出せるか?ということを考えた時、いかに自分をきちんと保つか?という価値観が強いです。これは「3年後にコンサルタントになりたい」とか「5年後に年収1000万円稼ぐ」というものとは明らかに違います。
この本を読んで、自分の考え方がはっきりしていないのでなく、これがビジョン型なのだ、とわかりました。
私は最近コーチングを受けることで、自分を見直しているのですが、自分をきちんと文字で表現するのはとても難しいです。またとても頭を使うんです。でも、これをきちんと突き詰めてやることで、『自分軸を持つ』ってところにつながるように思います。
このように私は「ビジョン」の代わりにに「ありたい姿」、そして「価値観」の代わりに「自分らしさ」をよく使います。
この言い換えがすごくわかりやすくて、私は価値観型ですがもし、自分の上司がビジョン型なら、話しがかみ合わないということになります。もし、評価面接などを受けているとしたら、自分の評価はビジョン型でされているかも・・・
アクションプランを当てはめてみる
自分には、どちらの考え方がしっくりくるか?が分かったら、この本にはアクションプランの作り方が載っています。
私のように価値観型の場合は、「3年後」などと先の計画をするのでなく、明日のこと、明後日のこと、1週間後のこと、というふうに現在地点から考えるのがよい、ということでした。具体的なアクションを考えやすいのです。
自分の目標は明確にしないと、という風潮があって、価値観型だとふわっとしている、という見え方もあります。また、転職活動中に経験した質問で言うと、ビジョン型の質問ほうが多いような気がします。「5年後はどうなっていたいですか?」という具合です。
私はこの本を読んで、さらに自分に正直にいたいな、という気持ちが強くなってきたので、今後、転職の機会があるときは、あまり作り話やヨイショしないで、その時に自分が思っていることを腹を割って話すように変えるつもりです。
また印象に残ったのは、「「自分軸」にはならない7つの条件」というのが書いてあるんです。
これを見て最初に思ったのは私の経理というキャリアです。私は経理をやりたかったわけではありませんが、最初に勤めた会社から今の会社まで、なんらかの形で経理の業務にかかわっています。でもそれは私がやりたいことでなくずっと経験してやってきたからまたやっている(やらされている)ことなのです。
人に言われたことや人から要求されてやっていることは、「自分軸ではない」。
もっとやりたいことを主張してもいいのかな、というふうに自信を持つことができました。そしてそれをやれる環境に身を置くアクションを取っていきたいなと感じました。
Amazonで購入⇒成功するのに目標はいらない!―人生を劇的に変える「自分軸」の見つけ方
楽天ブックスで購入⇒成功するのに目標はいらない! [ 平本相武 ]