【本】多動力
一度本屋で立ち読みをした時に、パッと読めそうな雰囲気があったので図書館で予約しておきました。
待ち人数は6名。うん、まあ待てばいいか。
ホリエモンさんの言い方は、いいところと賛成しかねるところ半々くらいかな。でも、すぐに動くのがいいと書いてあったのを見て読み進めてみようかと思ったわけです。
「すぐやること」と「やらないこと」の判断
結構難しいのですが、2社目くらいまではとにかくやるべきことを次々にこなすようにしていました。
結果として残業になることもあまりなかったし、よく言えば早く取り掛かってすぐに終わった。悪く言うと優先順位を考えずがむしゃらにやってた。というところでしょうか。
当時は仕事に好き嫌いもなかったし、自分の分野や専門性もなかったのでがむしゃらにやって時間が過ぎるのが早くて、失敗してもほかの仕事を覚えられる好奇心がまだあったのだと思います。
今は少し自分のやりたい方向性が見えてきて、それ以外の仕事やちょっと専門性の落ちる仕事、特に納期や締切(私の場合は経理もやっていたので締日)の関係で後ろに倒せる仕事は優先順位を下げている傾向になります。
イベントやセミナーに取り組むときはどうしても日程が決まっているので、まず全体像を把握してスケジューリングをする。それから自分だけでできること、ほかの人の予定ややることが影響することはどこか、という判断が必要。これが自分だけの仕事でないから難しかったりします・・・
ただ思うのは、うまくいかないことは思い切ってやめてもいいのでは、という判断。
その理由は、金銭的時間的コストを使うから。時間はみんな1日24時間しかないし、金銭的な余裕がさほどないと人員も増やせないし、保険をかけていろいろやるってことがまず無理な環境にあります。
ホリエモンさんはそういうことをバッサリ「もったいない」「自分の時間を活用して」「人の時間を奪わない」「やってみてダメならやめる」ということを繰り返しこの本で言っています。
できる人は「返信が早い」について
これは読んでいて結構迷うところだなーと感じました。
自分のように、ある一定権限しかない人。社長のように何でも自分で決められる人。
会社の中に居ればいろんな人がいるので、一概にはあてはまらないです。でもそれを自分でできる人になるようにポジションを多動力をつけて、考えていくのがいいのでしょうね。
ちなみに私は最近はすぐに返信する、というのをやめて、一度メールをじっくり読む時間を取るようにしました。もちろんすぐにFAQを参照すれば返信できるものはささっとやってしまいますが。(あと、夜中のチャットはもう辞めました。判断力が完全に鈍るので。)
「まず3年勤める」について
こちらが、いちばん自分としては迷いがあるところです。
3年やらないと人格を信頼してもらえない、ということはないと思う。経営者が忙しいのであれば、そんなに時間かけられないのでは?とも思うわけです。
そろそろ修行とか我慢でなくて、「自分で判断しないといけない自立性」みたいなものが尊重されてくるのかなーと思っています。よく労働者のほうが保護されている、という見方があるけれど、最初に面接して「入れてもらう」という観点をみると、経営者も同じように選ぶ権利があるわけで。会社員として勤めるにはまず選んでもらわないといけない。
でもそのあとほったらかしてもココの仕事覚えてくれるよね、というのではダメなわけで、自分の時間と労働力を提供するのだから最初が肝心なのではと思ったりします。
今、そういう意味では「仕事を任される信頼性」のようなものをどこで獲得するか?というところに悩んでいるわけであります。
バックオフィスとかって日々淡々と失敗の内容にやる守りの仕事なので、攻めのポジションの人と比較するとどうやって結果を評価されるのでしょうね。良く考えてみたいものです。
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