元スターバックスジャパンのCEOが書いた本です。
lifehackerのこの記事を読んで、気になって読んでみることにしました。最初は購入しようかと思ったのですが図書館の蔵書があったので借りることに。
https://www.lifehacker.jp/2017/09/170920_book_to_read.html

名言集に、岩田氏のわかりやすい解説付き

この本は簡単にいうと名言集ですが、それが「5年後も部下の人」と「5年後のリーダーになる人」という視点で分けて書かれており、これまでの著名な方々の名言に対して、著者の岩田氏が分かりやすく解説しています。いくつか気になるフレーズがあったので、それを引用してご紹介します。

チャレンジして失敗を恐れるよりもよりも、何もしないことを恐れろ。（本田宗一郎）
－つねにワーストシナリオを考え、最大リスクを念頭に置き、もしそれが許容できない場合は、チャンレンジの内容を見直すべきだ。

チャレンジするためには、ある意味失敗できる環境が必要。そのためには最悪のことを想定してそれをシミュレーションしたり、それを回避すべきです。また最悪ケースになりそうな時の打開策をイメージしておくべき。
納期が間に合わなければ？集客が見込めなければ？人出が足りなければ？資金不足なら？・・・いろんなケースがありますよね。リーダーになる人は部下の分もそれを引き受けなくてはいけません。経験を積んで適切な判断や、チャレンジすべきかどうかを見極める力が必要になると感じます。

過去にこだわるものは、未来を失う。（ウィンストン・チャーチル）
－相手が知りたいのは、その人の人柄であり、信頼できる人間かどうかということなのだ。

自分を作ってきたのはこれまでの経験ですが、これから出会う人は自分の「これから」を見ているのだと思います。私も転職活動をしていて強く思いましたが、経験を見るのは最初の配属を決めるときだけです。あとは自分のこれからの働きぶりや適性を見てもらう。これまでとはちがう適性が見つかるかもしれないし、それは「見つけてもらった」、ということ。未来を失わないように新しい人とかかわることに臆病にならないようにしたいものです。

私たちの生活はすべて、習慣の集まりにすぎない。（ウィリアム・ジェームズ）
－「よい習慣」も一人でやるのではなく、家族やチームメンバーと続けてみるとよい。

自分が良い習慣と思うことは、みんなで取り組みたいと思います。そして自分がいいと思った人の意見や習慣は取り入れていきたいと思います。今の会社はコミュニケーションが活発なのがやりやすい。人と話すことが億劫にならないし、ビビらないし、相談のしやすさや報告のしやすさもあります。
自分もそういった良い習慣を続けるとともに、発信できる側になりたいものです。

まだまだメモしておく名言はたくさんあるのですが、多くなるので自分でevernoteしておきます＾＾；

手っ取り早い自己啓発として、さくっと読めておすすめ

自分を励ましてほしい(笑)、偉人の言葉から自分の方向性を考えたい、という人にはさくっと読めておすすめだと思います。また、岩田氏の経験談も含まれているため、より具体的にシーンを連想しながら受け入れることができそうです。

沢山の著名人のことばが引用されているため、この中で興味を持った人の著書を深く読むとよいかもしれないです。私の場合はドラッカーを持っていてまだ読んでいないので、身につまされる思いでした・・・

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楽天ブックス⇒君を成功に導く49の言葉 5年後リーダーになる人5年後も部下のままの人 [ 岩田松雄 ]