FORTHメソッド体験セミナー 〜イノベーションの使命を共有する に参加
10月29日土曜日、金沢で初めて開催された、FORTHメソッド体験セミナーに参加しました。
このセミナーはプレ読書会&『START INNOVATION!』読書会&FORTHメソッドセミナーがセットになっており、朝10時から17時まで、とても濃い内容でした。
プレ読書会-イノベーション関連の本を見てみよう
まず、『START INNOVATION!』読書会の前に、軽く読書会形式になれる会からスタート。
イノベーションと名の着く本を、1冊ずつ担当して読書会。
私は『ビッグバン・イノベーション』を担当しました。
グーグルやtwitterなど、今よく使われるサービスを展開するには、どのようなイノベーションが必要なのか?昔とどんなところがちがうのか?などを発表させてもらいました。
他のみなさんが発表された本も、ぜひ読んでみたいと思いました^^
講義-イノベーションは身の回りで起こっている!
イノベーションは、有名企業でもすでに起こっていてその事例を簡単にご紹介いただきながら、イノベーションメソッドFORTHの説明をしてくださいました。
富士フイルムとコダックのちがいはなんだったのか?私たち女性の立場からは今の事業が分かりやすいのですが(化粧品・ヘルス事業に転換)、デジカメに切り替わってからフィルム事業の強みを生かし、コラーゲンから化粧品事業につなげた例です。「デジカメが売れ始め、フィルムが売れなくなる」という危機感からイノベーションにつながったそうです。
決定的な危機感がないと、なかなかイノベーションに向けて動けない。。。
売上が下がる、事業が縮小傾向にあるなど、事業継続にマイナスのインパクトを与える危機感ということですね。
セミナーでは、講師の山本伸さんがとてもいい例を出してくださったので、紹介しておきます。
金沢で今通っている美容師さんが、東京に行くことになったら、どうしますか?
他の美容室を探す、もしくは同じ美容室でちがう美容師さんに探す、というのが、まあ一般的な回避策です。
だけど、私の場合はハタチのときから今まで、10数年同じ美容室(1回担当者さんは変わってますが)なんですよね。身近な体験を考えたわけですが、そういうことがない限りはボーっと過ごしていて、何も考えていないな、ということに気づかされるわけです。
『START INNOVATION!』読書会
『START INNOVATION!』の読書会では、参加人数が少なかったこともあり、自分たちが出した疑問を本の章ごとにカテゴライズして、質問数の多いカテゴリから選択しておこないました。
いつものように、目次から自分が著者に聞きたいこと、疑問、気づきなどを挙げていきます。
そして、みんなが出した疑問について、その本から探していくというやり方。疑問にフォーカスしながら中身を読み探すことで、絞られた内容がより頭に入ってきやすいというわけ。
私は自分の疑問が多かった5章を担当。最も知りたかった「アイディアはどう出すのか?」という疑問に対し、答えを見つけることになりました。ブレーンストーミングもかかわりが深く、自分の知りたかったコツもわかりやすく記載されていました。
- 大人数でやらない
- 素敵な場所を選んでモチベーションアップ
- 上層部に仕切らせない
・・・
などです。普段やっている内容を考えると、「あちゃー、会社ではやっちゃってるよね」ということがたくさん。
でも、このアイディアを出す前にも他の賞を担当したメンバーからも、とても建設的な意見が本から参照されていました。
本にこう書いてあった、というだけでなく、この部分の書き方について自分はこう思うと言いやすいのが、この読書会スタイル。ほかの人も聞いてくれるし、「こういうことじゃない?」と意見を言いやすいのであります。
ロールプレイイング
『START INNOVATION!』読書会で学んだ方法を、今度は自分たちが役割を持って実際にやってみようという話。
アパレル会社の社員と社長の役割を与えられて、実際に今読書会で学んだ方法を使って、アイディアの発散、集約をしていきました。
今回のテーマは「海外進出を考える」。
課題や、どのようにやればうまくいくか、相手の話を聞いてどう意見するか、など積極的な意見交換をすることができました。
海外展開をするには、いろんな障壁があります。また、それぞれの部署に立ちはだかる課題があります。(私が担当したのは営業部長。ほかに、管理部長、開発部長、2代目、社長がいる)
周囲と衝突しないように、そしてそれが会社のためになるようにって考えて自分の意見をとおすのってホントに難しい。でも周りを巻き込まないと本当のイノベーションもできない。それを1時間ほどで体験できたのは大きな経験でした。
10時から17時の長丁場でしたが、実際に体験しながら進めると、あっという間に時間が過ぎてしまいました。講師の山本さん、ご一緒させていただいたみなさん、ありがとうございました。
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