顧客データベースをつくっておく
ネットショップを始めて、最初に準備をしたのが顧客データベースソフトです。
これは、最初の会社で指導してもらったのですが、最初は「なぜこれが必要か?」ということをわかってませんでした。
使わないとわからない。使うほどに便利。
コストをかけるのが「??」と思っている場合は、少しでも疑問が解決できるとうれしいです。
受注メールから一発でデータベース構築
一人や少人数でネットショップを運営する場合、顧客情報の整理に時間をかけてはいけません。注文時に必ず受け取る受注メールを活用します。
私が使っているのは、おてがる通販です。
ほかに有名なソフトとして、頑張れ店長があります。おてがる通販のほうが安価なため、こちらは中小規模ショップでも使いやすいと思います。
このソフトで受注メールを受信して「取り込む」ことで、データベースを作ります。
データベースとは「データの集合」のことです。(e-Words より)
メールを受信して、このような顧客データのまとまりを一発で作ります。
使っている買い物カートから来る受注メールにあわせて、取り込み用テンプレートを作ることで構築可能になります。
顧客データベースを構築するメリット
- 手間を省く
- すべての情報を一元管理できる
- リピーター判別がしやすい
- 買い物カートサービス(ASP)を変更しても、顧客情報が使える
言い方は悪いけど、エクセルなどにデータをコピー&ペーストするなどの手間を省き、すぐに見やすい顧客情報形式にします。これだけでもかなりメリットがあり、どこに何が書いてあるかすぐにわかるので、漏れも見逃しにくくなります。
経理用の帳票もテンプレートがあり、ボタン1つで印刷できるので何でもそろいます。
顧客一人に対し、1つのデータベースを作ることで、顧客の受注・問い合わせ履歴から入金の消しこみまでチェックできます。
一覧で見てもわかりやすいので、入金漏れなどがすぐに発見できます。
また、同じような問い合わせがあるとか、注文の傾向など、一人ひとりの顧客がわかりやすくなります。
私が重宝しているのが、コレです。
同じ名前と、電話番号やメールアドレスで情報が一致したら、自動でリピーター判別してくれます。
何がいいかというと、「いつもありがとうございます」など、メールの文言を少し変えるだけでも立派なサービスができること。お客様からすれば、「覚えていてくれる」っていう気持ちがうれしいものですからね。
うちの会社は何度も(何度か^^;)カートを変更しています。
その都度データの移転が大変なのですが、会員情報さえ移転しておけば、あとはデータベースに情報が残っているので安心です。
データ量に応じて、移転には時間やコストがかかるので最小限にしたいものです。リピーター判別もソフト任せで途切れないし、安心して変更・移転できます。早い話が、ASP側で受注管理していなくても大丈夫なのです。(決済関係はきちんと管理しましょ 汗)
参考に、私の会社は上記のおてがる通販を5万円ほどで購入し(今はバージョンアップしたので、84,000円から)、有償の年間サポートを支払ってバージョンアップをくり返しています。
7年ほど使っていますが、十分に元は取れていますね。
少人数で運営する場合こそ、きちんとしたインフラ整備で間違いのないようにしたいものです。