新・テレワークスタイルの未来 〜二地域ワークの可能性
10日(木)「新・テレワークスタイルの未来 〜二地域ワークの可能性」に参加してきました。
セミナ概要 https://www.ourfutures.net/sessions/433
KIT東京虎の門キャンパス。おお、東京に来て金沢工業大学にくるとは^^
テレワークという言葉は知らなかったけど、実際には勤労形態の一種のことで、
(ウィキペディアで参照)http://ja.wikipedia.org/wiki/テレワーク
時間や場所の制約を受けずに、柔軟に働くことができる形態のこと。これについて、講義もそこそこに、ワールドカフェがスタート。
テレワークのいいとこ、悪いとこ
講義はほとんどなかったので、メモ程度に。
でも、実際にテレワークの働き方をしている人、そのコンサルをしている人の話だったので具体的でした。
講師の岡野さんは、私の出身地、石川県で来月からテレワークスタイルの拠点を持つとのこと。
石川は空気も水も、食べ物もおいしいし、健康的に仕事ができそう(笑)
いいところ
- 時間が自由(通勤時間や遅刻の概念がなくなる)
- 結婚、出産した女性のセカンドキャリアに
- 環境があれば、どこでも仕事ができる
- 家族と過ごす時間が増える
- 仕事面でよい循環ができる(コワーキングスペースを使うと人と人が仕事でかかわりやすくなる)
ビミョーなところ
- 出退勤の管理(仕事のやりすぎ、やらなすぎの管理)
- セキュリティ
- ON/OFFの区別(肉体的、精神的)
- 評価基準
ざっくり書くとこのような感じ。まあ、当然ですよね。
時間や場所が自由になるということは、それだけ仕事や自分を律する必要があるわけですし、
企業規模が大きくなるほど、セキュリティ面はかなり厳しいようです。(ITリテラシーの低い人にレベルを合わせる必要がある)
ほかに気になったのは、徳島県でおこなっている実際の事例として、クリエイティブワークは効率が上がるが、ルーティンワークは効率が下がりやすい、という結果も出ているそうです。
場所や時間にしばられなければ、クリエイティブな能力は発揮しやすいのでしょうか。。。
ワールドカフェを初体験
ワールドカフェ、というセミナー形式に参加したのが初めてでして。
調べてみると、「リラックスして、オープンな場で話し合いをすること」という形式だそうです。
ブレストに似てる感じはしますが、意見の仕分けなどをしないでどんどん出していく、っていう感じですかね。
もうテレワークの形式で働いている人もいれば、子供がいてこの形式になってほしい!と懇願する女性も同じグループにいました。
大きな会社ほど、組織を動かすには大きすぎる歯車を壊す必要があるので、なかなか難しい。
でも、家族と過ごしたいと思うほど、やっていること自体は自宅でもできるのでは?と感じるのだそうです。
実際のテレワークと、自分が望むテレワークの形、それが2020年にはどうなっているか?という流れで話し合い、最終的に未来新聞という形で、それぞれを模造紙に書き込みました。
※2020年というのは、単に東京オリンピックが開催される年だから、とのこと^^;
なんとなくできそう、っていう仕組みではない
仕組み化、って綿密に練らないとあとで失敗するケースが多いですが、テレワークもそうだと思いました。
もちろん、実力がある人ならどこで仕事をしてもデキるでしょうし、引く手あまたでバリバリ進むと思いますが、ほかの社員も同じように遂行できるか、というとまたちがうと思います。
業務によっても向き不向きがあると感じます。(たとえば、営業職の直行直帰が認められているケースなど)
「仕事をしたい」というエネルギーが自分を律して成果も出せる元になるのは間違いありません。
いやいや仕事をする人にテレワークをさせるよりも、オフィスに来てもらったほうがいいわけで。
私のようにセキュリティが心配だったり、環境コストを考えちゃう人(電気代とか回線代とか)には、
時間が拘束されても、眠くても、たとえば人間関係がつらくても、場所を与えられることのメリットが分かると思うのです。
全部が全部、テレワークになる必要はないと思いますが、通常の勤務スタイルと同じような地位を確立していけば、もっと少子化対策になるよね、というのは女性参加者同士での意見でした。