【本】いちばんやさしい新しいSEOの教本
会社に献本いただいたようですので、読んでみました。
【目次】
1 SEOの目的と考え方を身に付けよう
2 Webサイトの目的と訪問者の目的を考えよう
3 有効な検索キーワードを調査しよう
4 業種別に最適なサイト構成を考えよう
5 適切な内部対策でSEOの効果を高めよう
6 質の高い外部対策でWebサイトの価値を高めよう
7 ソーシャルメディアからWebサイトに集客しよう
8 技術的な問題を解決して優れたWebサイトを目指そう
9 SEOの効果を分析してさらなる改善を進めよう
SEOはキーワードで戦う時代が終わった
最近SEOというと、もうGoogle対策みたいになっているけれど、
実際には自分のサイトに来てほしお客様に、どのように役立つコンテンツを目の前に差し出すか?というだけのことのように思います。
ただし、それには
- こんな人に来てもらいたい、という人が使うキーワードは何か
- そのキーワードでどんなコンテンツを見せたいか
- そのコンテンツをどう整理するか
ということを考えればよいわけで、キーワードをどうする?っていうだけの議論は終わったのではないかな、と。それが結果としてSEO対策につながると思っています。
使いやすく、目の前にほしい情報を差し出してあげる。
そう考えると、あまり外部リンクなどに目をやる必要も時間もかけなくていい、というスタンスでこれまでやってきました。ウェブマスターのときは。
これがコンサルタント業務となると、その設定するキーワードやコンテンツの整理に対して、きちんとした根拠をお客様に提示する必要があります。
ユーザーもどんなワードを入れるか考え、頭がよくなってきた
自分はときどき「検索がうまい」と人に言われることがあります。
私の場合は検索ワードをそのまま入力することのほうが多い。結果として、複数キーワードになります。
つまり、消費者(お客様)のほうが、がぜん検索が上手でうまく使っていると思うのです。
悩みが多いほうが、より濃いワードを入れる確率も高い。
買い物や病院など、エリアでしぼって検索するケースも多い。
自分のサイトがどれにあたるのかをよく考えてキーワードの設計をすることが必要です。
ただ、これはずっと言われていること。そういった意味ではこの本はこの部分もカバーしているため、初めてSEOの本を買う人にも優しいのかもしれません。
※チャプター4「業種別サイト構成」は、制作会社(制作担当者)向けかもしれません。
最近のトレンドも取り入れ
スマートフォンサイトや、スパム判定の解除方法など、10年前に私がSEOの勉強をスタートした頃と比べて
「こんなことはなかった」「こういうツールやサイト形式が出てきた」という時流の流れも書いてあるのはよかったです。
私の情報収集のやり方は、まず信頼できそうな著者のブログを数本決めて読んでいます。
ブログで最新情報をキャッチしておき、何度も見直す時は本を購入して確認する。
本に間違った記述や「あれ?」と思うことが書いてあれば、ブログを読んでいるのですぐにアンテナが立ちます。
私はSEOの本は、これまで2冊しか購入していません。それのみを読んであとはブログで情報を仕入れています。昔はマークアップも重要視されてきたけど、タグを書くだけで成功できるSEOはもう終わったように思います。
Googleがコンテンツの中身を評価するようになった以上、質が問われるのはこれからも変わりません。
そういった意味では、SEOの土台の知識や考え方を最初から学ぶ本として手に取るにはまとまっていると思います。考え方を学んで、自分の業界やサイト構成に合わせて考えて取り組むべきと思います。
私の場合、こういった本は自分の気になる部分をチェックして、忘れるたびに辞書のように取り出して使います。日々変化していく考え方なので、「正しい」でなく「こういう見方がある」という視点を忘れないで取り組みたいです。
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