【本】会社を辞めないという選択

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日経ウーマンでのこの記事を見て、この本に興味を持ちました。
東京にいた時、会社が気に食わないなら起業?っていう流れが強かったような気がして、
自分はウェブ業界にいたけど、デザインやコーディングなど専門的なスキルがなかったので、結構もやもやしていた気がする。
会社にいて、自分の実力を発揮したり、周りとうまくやったり、人とのご縁を広げられないかな…と思っていました。でも実際には、好きな時間にセミナーに行ったり、交流会に参加したり、なかなかできませんでした。

会社はチーム戦。いろんな人がいるし、自分もその一人

希望は大小あるけど、何人かの人が集まっているのが会社。だからいろんな人が集まるし、気の合わない人とも仕事をしなくてはいけません。
この本には、人の見方や自分の能力をどう発揮するか?苦手な人をどう見るか?ということが書いてあって、「性格を構成している100個のうち3個くらいのいいところを見つける」。今の自分としては必要なことが書いてあったかな、と感じました。

読んで良かったのは「短所をふさぐより、長所を伸ばす」「社会に影響を与えている確信を得る」ということ。
自分は今ウェブ業界の経験が長いけれど、それを生かせるような仕事は結構長い間できていません。そう考えると、会社という場所を変えるのも1つの案ですが、もしそれが今の会社でできたら、それをどうやってやるか?ということを考える必要があるということです。(私は今あんまりできていないので、いろいろと考えを巡らせているところです)

自分をどう発揮する?

自分の長所ややりたいことを、発信していく必要があると感じました。
私のスキルには、ほとんど専門性のある仕事はありません。よく言えば広く仕事ができると思うし、悪く言えば専門性がない。今はカスタマーサポートや企業内ウェブ担当、ディレクターがほとんど。前職ではバックオフィス全般。全然職ではウェブマスターとバックオフィス全般。

バックオフィスは得意だけれど、実績や見えにくいという点では私はコンプレックスでもあります。会社ではどうしても日蔭というか、ひなたにいる人に光が当たるからです。早くこの仕事を離れたいと何度も思いました。日なたにいる人は売り上げを作れるけれど、日蔭の人はどのようにそこに絡んでいけるのか?だけど、事務は絶対に必要な仕事。それをどうやって会社に知らしめるか?
でもいくら頑張っても、意味がない。そう考えてしまわないだろうか?

だからそこ、今この本を読んで考えているのは「自分のやりたいことを少しずつアピールする」ということ。
今はこれをやっているけど、もっとウェブに絡んでいきたい。前職で言うなら、お客様の教育からお客様のウェブ戦略を手伝いたい。そういう自分のキャリアに密接に絡むことは、自分の手でつかんでいかないとな。と思ったわけです。
私はそれが足りていなかったかもしれない。もっと会社に協力しながら自分の欲求を伝えればいいのかもしれない、自分の長所を生かせるほうが、会社にとってもいいはずだから、ということなんです。次に移るのは、そのチャンスがないとわかってからでもいい。

その会社では模索できるのかどうか?も含めて、もう少しいろんなことを考えながら行動してみてもいいのかな、とこの本を読んで思いました。

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