「定年楽園への道-起業 成功のための準備と実践」に参加

Posted by in セミナ・講演

経済コラムニストの大江英樹さんのセミナーに参加してきました。
もともと「働き方」といったタイトルと記憶していたのですが、実際には60歳近くで定年を迎える方のための企業のすすめセミナーでした。

起業自体には興味がないわけではないので、しっかりと聞いてきました。

老後の不安とどう戦う?

お金、健康、家族。
これは別に老後でなくても付きまとう問題。実際に私もこういった問題に直面するリスクがあります。
今はお給料をいただいているけれど、実際にこのまま年を重ねても保証されるわけではない。また家族もずっと一緒にいてくれるわけではない。やはり自分一人の力で生きていくことも考えなくてはいけないのです。

大江さんの結論は、「仕事を持つことで、老後という観点から抜け出す(老後をつくらない)」ということでした。
私もこの考え方には賛成で、仕事を辞めると一気に老け込むと思いますし、毎日のバイタリティもかなり失われると思います。

ですので、自分の強みを見つけて、それを仕事として長く続けていくということです。
意味は違うかもしれませんが、例えば、現在流行してるC2Cビジネス。たとえばお裁縫が好きだったら、作品を売ることができます。趣味の延長というか、好きなことを続けていきながらお金をもらえるのはとてもいいことですよね。

年を取るごとの味わい=「真の花」

いつまでも若々しく居る必要もない。残業する体力だってどんどんなくなる。
今できる働き方、考え方をやっていきたいですよね。

「時分の花」と「真の花」

年齢相応に重ねていく魅力を、どんどん増していきたいもの。
もちろん、情報のインプットをしなくては情弱になってしまうけれど、年齢を重ねた経験は大事にしていきたいです。

起業に向く人、向かない人

これってあると思うんですよね。
実際に、起業している人を「なにあれ」みたいな目で見る人は一定数います。私は起業にも興味はあるので(能力はまだまだないですが)、特にそんなふうには思いません。

また何でもやろうと思えばやりたいと思うし、ビジネスの土台を作るのは好きなので、そういった意味でも、起業向きかもしれないです。ただ、今はどの会社に勤めてもビジネスの土台を作る時間がなかったので、今の会社ではそれがチャンスかなーと思っていて、勉強させていただくチャンスととらえています。

今のところ、自分の仕事は広く浅くできるというのが強みかな。
もちろんわからないこともたくさんあるけれど、経験ではない知識は今は何でも調べられるので、ハードルと思わなくていい。

理念と戦略

仕事をするにあたっての北極星は必要ですよね。
これは会社員でも、起業しても同じです。これを守って裏切らないように進めるのがいちばんよいですね。
会社員とちがって、起業すればイヤな仕事を断ることができます。また自分で時間の使い方を決めることができるので、しっかり休んだり、時には頑張ったりとペースを守ることができそうです。

私の場合は、あまり夜型ではないので、明るいうちに仕事は済ませたいですね。
今は、時間的には無理をしないで仕事ができているので、こういったことを続けて、自分のやりたいことを見つけて長く続けられるビジネスにしたいです。

最後に、印象に残った言葉。それは、「会社員は自意識過剰」ということ。
なるほど、仕事をやらせてもらえる感覚が、そういった感情に結びつくのかもしれません。実際には仕事は「取ってくるべきもの」なので、会社から与えてもらっているという気持ちを忘れてはいけないです。

大江さんはコラムニストだそうですが、とても聞き取りやすい講義で楽しかったです。
ターゲットはもっと年齢層の高い人でしょうが、今聞くことができて良かったです。