【本】フランス人は10着しか服を持たない-パリで学んだ”暮らしの質”を高める秘訣-

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はい、この本は半分は売れてるって理由で買ってみました。
でも、もう半分は買うのに大きな理由がありました。それは・・・
「クローゼットを片づけなきゃ」と思いながら、1年間放置している自分に気づいていたから。

持ち物が少なくなるかも、そう思って手に取ってみました。
しかし、実際に全部を読み終えると、良い意味で裏切りがあったので思ったことをご紹介します。

フランス人は10着しか服を持たない

【目次】(「楽天ブックス」より)
Introduction  日常が突然、特別なものに見えてくる 

Part 1 食事とエクササイズ  
 Capter1 間食はシックじゃない
 Capter2 食べる喜びを我慢しない
 Capter3 面倒がらずに体を動かす

Part 2 ワードローブと身だしなみ
 Capter4 10着のワードローブで身軽になる
 Capter5 自分のスタイルを見つける
 Capter6 ノーメイクみたいにメイクする
 Capter7 いつもきちんとした装いで
 Capter8 女らしさを忘れずに

Part 3 シックに暮らす
 Capter9 いちばん良い持ち物をふだん使いにする
 Capter10 散らかっているのはシックじゃない 
 Capter11 ミステリアスな雰囲気を漂わせる
 Capter12 物質主義に踊らされない
 Capter13 教養を身につける
 Capter14 ささやかな喜びを見つける
 Capter15 質の良さにこだわる
 Capter16情熱をもって生きる 

10着しか持つな、という意味ではない

本を読むとわかりますが、この10着には、含まれないものがあります。
だから、この本を読んでその部分をプレッシャーに感じることはないと思います。
私の現実を考えると、洗濯する回数が週に限られてしまうので、もう少し持つ必要があるなあ、などと思いますが、実際には、自分が本当に好きなものだけを持ち、「持ちすぎない」ということでした。

キーワードは、「自分らしさ」です。
私の場合は、シンプルでありたい、ということでしょうか。
あまり洋服も柄物は着ませんし、最近では少し買いますがこれまでは鮮やかな色の洋服もほとんど着ていませんでした。シンプルでありたい、それが自分の気持ちに雑念を入れない、という意味でもあったのかもしれません。

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よくシェアされている記事にありましたが、「なぜ、スティーブ・ジョブズがいつも同じ服装か?」というと、服を選ぶ時間、思考を使わないため。それとこの本とは考え方は違いますが、どちらも本質的には理解できるなーと感じました。
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何事も、質をよく。

洋服もそうですけど、食事や食器、メイクや姿勢なども考えて行動することの重要性が分かりました。
私がやりがちなのは、「休みの日の服装がある」ということ。
デニムとカットソー、寒いときはトレーナー。近所のスーパーやコンビニに行くだけだから、どうせコートを着るから、という服装をしている部分は、ドキッとしました。

同じカットソーでも少しキレイ目に見えるものを選ぶとか、外へ出るコーディネートを考えるのに試しに着る、など、人が部屋に来ても誰と会っても、問題ないような服装にしようと思いました。

あとは、この部分を読んでいて、すぐにエプロンを買いたくなりました^^

自分にできることから始める

たとえば、私には今、クローゼットを全とっかえするパワーがありません。
でも、できることから1つずつはじめようと思いました。
たとえば、1年着ていない洋服を処分するとか。読むと思い出しっぱなしにしていた本を整理するとか。
いい食事をしても罪悪感を持たないとか(ちゃんと自分で作ってないな、と思うことが多々あり)。

あとは、「買おう」と思ったものを、どう使うか?考えて、一歩踏みとどまること。
物が少なければ、収納もしやすい困らない。引っ越しもしやすい。身軽。

こんな私でも、すでにできていることもあった

私がすでに実践できていることもあり、でもそれに気づいたからこそ別の視点で「必要なもの」も見つかりました。

まず、部屋にテレビがないこと。(当書籍には、「時間を減らす」と書いてあります)
情報が受動的のみになってしまい、雑音だったので、今の部屋には入居当初からテレビは置かないことに決めました。テレビはニュースなどはよいのですが、ついボーッとしたり、ながら食いをしたり、テレビをつけながら雑誌を読むなど集中できないので、あまりいいことではないと思います。

ただ、その分新聞をもっと読まなくては、と実感しました。
経済、事件といった「今」の状況を知ること、人との話題を作ること。会社にある新聞をリアルタイムで読む時間はなくても目を通すようにしなくては。と。

もう1つは、自分のメイクスタイルでいいこと。
軽いファンデーションにアイメイクだけ。ときどきチークはつけますが、マスカラは時間的に無理な、気分が乗らず丁寧にできそうにないときはつけません。
下地で肌色を整えて、気に入ったアイメイク、口紅でなくカラーリップでも、それが自分らしくいられるならそれでいいと受け入れることができそうです。メイク方法も、TPOで3パターン書いてあったので参考になりました。

「(著者の知り合ったお家が)金持ちだから上質なものを使ってる」という高尚なことを書いている本ではなく、「(食事や洋服は)必要なものだからいいものを」という視点がわかり、読めたのがよかったです。

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